音楽を聴くとリラックスできる感じがしますね。
私たちの生活の中でマッサージやアロマの香りの中に音楽が必ず流れています。そしてヨガをする時に合った音楽!!それぞれ音楽が流れていますが、みな同じ音楽では無いですね。
状況、環境、目的に合わせての音楽を聴く必要があるみたいです。その音楽を聴きながらリラックスすると相乗効果があります。そして波の音・小川のせせらぎといった自然の奏でる音を聴くと心が落ち着くなど、音楽に心身を癒す効果があることは、よく知られています。
癒しの音楽が効果を発揮するということが実証されつつあります。
ここで今回は音楽の効果を調べてみました。
音楽療法
音楽を聞いているのは私たちの脳なんです。
音楽を聞いて心がドキドキ、ハラハラする、感激して涙をながす。こうした感動は全て脳の働きによって起きます。音楽を知るためには脳を知るとより良く音楽を聴くことができますよ。
また、音楽が私たちの脳にどのような影響を及ぼすのかを知ることも必要です。
最近の科学的研究によって、音楽がヒトの健康に良い影響を与える事が
解かってきました。
実際、音楽を生活に取り入れ楽しんでいる高齢者には健康で長生きする人が多いです。そこで「音楽療法」ということで多くの福祉施設、高齢者施設が音楽を利用しています。
使う音楽は得意別なものではありません、子守唄笑小学校で歌った童謡や唱歌ラジオやテレビ街角に流れる歌謡曲や演歌クラッシックポピュラーロックなどなど、ことさら音楽好きで頻繁にCDを聴いたり、コンサートに足を運んだりしない人でも自然と耳に入るような身に染み込んだ曲を使います。
そういう音楽を聴くと外されていた心にも扉が開き、懐かしさを覚えたり、元気になったり癒されたりします、カラオケで歌ってスッキリしたという経験ある人も多いでしょう。
音楽療法はこのように音楽の持つ力を上手に使い、ストレスや悩みを抱えた人の心身をケアしようという試みです、もっと専門的に言うと音楽によって心身の障害や知能の回復を図り、機能の維持改善や生活の向上のため、意図的計画的に行われる療法となります。
両方ですから音楽を使って精神的にも知的にも向上を目指す治療目的として使えるのです。
音楽療法とは、音楽の持つ特性を活用するプログラムを通してリハビリテーションを行うことです。
健康の維持、心身の障害の機能回復、生活の質の向上、問題行動の改善などを目的に行われています。
脳を活性化させるばかりでなく、気持ちを落ち着かせるリラクゼーション効果もあります。
食欲が増したり、ぐっすり眠れたり、笑顔が増えるなどの好ましい結果を生み出しています。
音楽は「記憶の扉を開けるカギ」とも言われており、子どものときに歌った歌や若いころに流行した曲を選ぶと、昔のことを思い出して、さらに脳を活性化させる効果も期待出来ます。
このように、癒しの音楽には、人間の心身に大きな影響を与えるパワーがあります。音楽が心身に影響を与え、疲労を回復させる訳を知れば、私たちも日常生活にそのパワーを取り入れていきたいですね。 日本最古の音楽療法?!
日本最古の音楽療法
古くから音楽の持つ力を活用しているものはあります、現存する日本最古の歴史書である古事記や日本書紀にも記されている天皇岩戸伝説に音楽療法を思わせる場面があります 。
天照大神が弟のスサノオノミコト乱暴者に怒り、岩戸に閉じこもってしまいます。光が失われ、世界中が暗闇に覆われてしまった為、困った神々は知恵を絞り贈り物をしたり、様々な儀式を行ったりしましたが、アマテラスはいっこうに出てきません。
そこでアマノウズメノミコトは、岩戸の前で舞い踊り、神々が一斉に囃し立てました。
アマテラスが何事だろうと岩戸を細く開けたところアマノタヂカラオノミコによって外に引きずり出されてしまいます。
そして暗かった世界がまた明るくなった。。。
というシーンがありますね。
この時神々は木時を叩き合わせたり腕に石を入れて鳴らしたりしています。
これは皆、音楽療法でもよく使う道具です、木や金属を打ち鳴らし、リズムに合わせて舞い踊る。
その楽しげな様子にアマテラスも心が踊り出てこずにはいられなかったのでしょうか、
音楽の力は引きこもりの神様を外に出したのです 。
このように日本でも古来から生活の中でごく自然に音楽療法というものは、自然に行われてきていたのです 。
音楽が心身の疲労回復に効果を発揮する訳と、癒しの音楽を日常生活に取り入れる
聴覚は、五感の中でも特に自然に備わっている感覚です。
五感とは視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚と自然の中にいると、五感を使って「感じる」ことをしています。脳の中で聴覚が直結しているのは、「大脳辺緑系」と呼ばれるところ。
大脳辺緑系とは、原始的な感情を生み出す部位です。大脳辺縁系は脳の複数の領域の総称になっています。
脳と音楽の関係
音楽によって健康を維持し、老化に伴う様々な症状を改善、治療しようという傾向があります。
色んな学者がこの音楽を研究し、脳を含め体内で変化する生化学物質(ホルモンや神経伝達物質)の分析をとおして、音楽が人に与える影響を調べて見ました。
そこで音楽を聴いたときに起こる感動、すなわち音楽的情動のメカニズムが次第に明らかになってきました。
音楽は情動をつかさどる大脳辺縁系に働きかけ、さまざまな生化学物質を分泌させることによって、
心理変化をもたらしています。
これは、何も音楽だけのことではないんです、我々が心理変化を経験する時は様々生化学物質の変化、つまり生理変化が脳や体内で起こっています。
こうした生化学物質のカクテルを脳が解釈した結果が「楽しい」とか「悲しい」という気持ち(心理)です。
要するに心理反応は生理反応の解釈と言えます。音楽で味わう感動は恋人や、大好物がもたらす喜びや、失恋や別離のかなしみと、基本的にかわりがありません。
言語には意味がありますが、音楽には言語が、持つような意味がないのです。
しかし、人間の心を動かしていきます。なぜ?実はこの問いは人間の心のメカニズムの解明にも繋がります。
もし音楽の解明が出来れば精神疾患の治療にも繋がるかもしれませんね。
科学的視点から見る音楽
リラックスしているときの脳波はα波が出ているなどとよく言われています。
α波 とは脳から出る脳波の種類で癒しの効果が得られている時に出る脳波だと言われています。
脳から出ている脳波はその心身状態によって異なり、とくにリラックスした気持ちでいる時の脳波がα波がでます。
クラシック音楽を聴けば、必ずα波が出ると言われています。
でも、それは聞く人によって感じ方が違うということもあります。
α波が安らぎの一つの指標になっているようです。
脳波の種類を出してみます(5つの脳波とその性質)
・γ波(ガンマ波) 怒っている時や興奮している時 怒りを感じたり、興奮しているとき
・β波(ベータ波) 日常生活の普通の状態 緊張や警戒しているとき
・α波(アルファ波) リラックスしているとき、集中しているとき
・θ波(シータ波) うとうととまどろんでいる 浅い睡眠状態のとき、瞑想しているとき
・δ波(デルタ波) 深い睡眠状態 無意識の状態
中でもα波に導いてくれる音楽は脳から出る脳波の1種類で、癒しの効果が得られている脳波だと言われています。
聞くだけでα波が出やすい音楽があるので、様々な効果が言われています。
α波は、人間の脳から出る、脳波の一種です。
落ち着いている状態のときに、脳からα波が出されます。
α波が出ると、体や心がリラックスできるとともに、ストレスを抑える効果もきたいできます。
α波は集中力だけでなく、自律神経のバランスを得ることができます、今は免疫力を高めるという効果を実証するための研究が進められています。
どうすればα波が出るのか
α波は、集中力の向上や 集中力の向上や免疫力の向上に至るまで、様々ないい効果が知られています。
α波はリラックスした状態になれば、自然に出るのです。
癒し効果の音楽を聴けば、心身をリラックスすることができ、その効果は音楽療法にも取り入れられています。
一般的にα波が出やすいと言われている音楽に、クラシック音楽があります。
人間の脳は普段にβ波になっていて、脳が活発に働いている状態です。
眠りにつくためには、この活発な状態のβ波を、リラックス状態のα波へ変換していく必要があります。
脳波をα波に変える効果のある音楽を就寝時に効くことで、スムーズな入眠を促してくれます。
音楽が人の心に響く理由
眠気、性欲や喜怒哀楽の感情や空腹感などは大脳辺緑系に深く関係しているので、音楽を聴くとストレスが解消されたり心が揺さぶられたりするのでしょうね。
「繰り返し」という技法が音楽で使われることがよくあります。
人の心には、繰り返しの効果により、警戒心が薄れて心が落ち着くという傾向があるようです。
音楽は「繰り返し」を好む人間の本能にぴったりのツールなのです
音楽はストレスを軽減する 音楽を使った心身のケア
ストレスがかかると音楽を聴くことで、分泌されるホルモンのコチゾールを減少させる働きがあると言われています。
副腎皮質ホルモンであるコルチゾールは、糖質コルチコイドの一種であり、生体にとって必須のホルモンです。
このホルモンは、過剰なストレスにより多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが最近言われています。
海馬は記憶形態に深く関わっています、これらのストレスになった記憶を音楽で癒していきましょう。
温かい紅茶を入れて綺麗な音色を聞くとストレスや疲れを感じている時、体中の力が抜けてなんだかほっとする気持ちになることがありませんか。
これは一つの音楽療法です。
音楽療法とはどんなものか解りやすく表現すると、思惑を使って心身を癒すこと、専門的な定義はもちろんありますが音楽の持つ力を上手に用いてストレスや悩みを抱えた人や病気や障害がある人の心身ケアをしようという試みです。
ある教室で、子供達の学校の宿題をやっていました。
そのときモーツァルトの音楽を流してみたところ、それまで落ち着きのなかった子どもが急にイキイキとして集中して宿題に向かうようになったのです。
これは凄い!でもなぜでしょう。
音楽には不思議な力があるのです。
音楽によって人の心を穏やかにしたり元気にしたりすることができることがわかりました。
音楽療法・・・・音楽の力とその不思議な魅力!素敵ですね。
まとめ
現代は音楽好きにたまらない環境が整っています。
歴史的に見てもこれほど音楽に恵まれた時代はありません、聞きたい音楽があればパソコンや携帯端末で好きな時に好きなだけダウンロードして聞くことができます。
自分の好きな音楽を聴くことは私たちのストレスや不安を取り除いて前向きな気持ちを作り出してくれます。
その効果をより高いものにするために個人に合わせたプログラムを組みその人に合った音楽を提案しているのです。
音楽があると仕事にリズム感が生まれて長い文章が書けることが多いように思います。
音楽のある空間で行う仕事と無音の空間で行った仕事は間違いなく感覚的に差があります。
音楽がそこにある事で思考が整理されリズム感が生まれる。
単純に言えば集中力が増し、時間の感覚を忘れて没頭できるということです。
音楽は嫌いという方はほとんどいないでしょう、野菜や嫌いでも食事そのものが嫌いという人がいないようにジャンルやアーティストによって好き嫌いはあっても音楽そのものを嫌いという方の話はあまり聞かないのはよく考えてみると不思議なことです、音楽がなくなったからといって生きていく上であまり支障がないように思えるだけに、音楽の存在に関してはまだまだ秘密が隠れているようです。
確かに音楽は食事や睡眠にとってかわれるほどの力は無いように思えます。
ここで、音楽の有効性や人生が豊かになる音楽との付き合い方を考えていきましょう。
人間は音楽を無意識に求め、それは人間の思考や感情に大きく影響しています、音楽があることで人はどう変わりますか人はどう動きますか、人はどう感じますか心はどう動きますか、これはとても面白いことになりそうです
楽しく音楽と付き合っていきましょう 。
日々溜まっていく仕事の疲れやストレスは、翌日に残さずに取りたいものですよね。
癒しの音楽には、筋肉の緊張を和らげたり、幸福感をもたらす脳内物質を増大させたり、ゆらぎという微妙なゆらぎによってリラックスをうながすします。
リラックスできるお気に入りの音楽で、最高の癒しの音楽を聞いて一日の疲れを取りましょう。
音楽を使った心身のケア ・日々溜まっていく仕事の疲れやストレスは、翌日に残さずに取りたいものです。
癒しの音楽には、筋肉の緊張を和らげたり、幸福感をもたらす脳内物質を増大させたり、ゆらぎという微妙なゆらぎによってリラックスをうながすします。
リラックスできるお気に入りの音楽で、最高の癒しの音楽を聞いて一日の疲れを取りましょう。