最近ふわふわのぬいぐるみやビーズのクッション、パジャマや毛布など触って気持ちいい~~癒される感覚を感じませんか?なぜこのフワフワで幸せ感や癒しを感じるのでしょうか。
触れたり触ったりしよう
私たちの生活の中でさわって癒しを感じることが多々ありますね、触ることで癒しを感じる事と、触ってもらうことで癒しを感じる事の2種類があります。
触ることを医療ではタッチングとも言います。
看護ではタッチングし患者さんをいやすことがあります。言葉でもいやされますがさすってもらうことで癒されることがあります。
患者さんに安心と安楽を与えるために欠かせないケアでありと言われています。
身体がどこかに当たって痛かったりおなかが痛いとき人は自然と手でさすりますね、これもタッチングになります。なぜか痛いところをさすると痛みが軽減します。
自分が触って癒しを感じる場合は、なんとなくさわっていて気持ちが良い、握った感覚が気持ちいいという感じのいやしアイテム、動物のふわふわの毛などいろいろあります。
今のビーズクッションなどは触れて気持ちがいいですね、そしてとても癒されます。
そうなのです『触れる・さわる・接触する』という行動が実は身体の中に大きな変化が起きているのです。
人と触れ合ったり物を触ったりした時の気持ちよさは、他 の手段では代用できないです。
それは脳と脳あるいは心と心との 直接的な交流 、 触れるということが心身に与える影響があるのです。
では、触れることで癒される原因はなんでしょう。
フワフワ・モフモフ・ふにゅふにゅ
もふもふやフワフワ、ふにゅふにゅなど聞いただけで想像してしまいます。
想像するだけでも気持ちがほんわりとなります。
もふもふしたもの、ふわふわしたものは、おそらく赤ちゃんだった頃の幼児記憶にある、母親に抱かれていたことを思い出させてくれるという説があります。
もふもふしたものというのは、愛着を感じやすいのでしょう。
ではこの癒しを感じる原因は生まれる前や生まれた後の感覚に影響するのではないでしょうか。
癒しを感じる原因
皮膚の発生
まずはその皮膚の発生から始まっているようです。
皮膚は生命の誕生したとき、妊娠初期に受精卵は2分割、4分割、8分割、桑実細胞、胞胚を経て胚盤胞となります 。
胚盤胞は外側の栄養外胚葉と内部細胞魂及び胞胚腔より構成され、内部細胞魂は外胚葉、内胚葉、中胚葉へと分化していきます・・・・・なんか難しいですね!
皮膚は脳と同じ外胚葉から発生していきます。
目や耳なども同様に外胚葉由来であり、目や耳などの感覚器の名残が表皮には残っています。
五感の中で最も発達する感覚が触感です。そして触覚、聴覚、視覚の順で発達していきます。
皮膚の機能
皮膚の機能には保護作用・バリア作用・分泌 排泄作用・吸収作用・体温調節作用・呼吸作用・知覚作用・抗体産生・ビタミンD形成機能の機能があるといわれています。
オキシトシンは繰り返し皮膚に触れる行為により分泌しその効果は長期間にわたって持続します。
癒しを感じる・快感を産む触れ方
皮膚に触れる触れ方にもさまざまな方法があります。
叩く・つねるなどの不快の触れ方もありますが、撫でる・さする・手を当てるなどの触れ方が主流です。
触れることによって、安らぎを感じます。
そうすることにより科学的に考えるとオキシトシンを分泌しています。
皮膚が温まると心が変化する現象があります。
温かいコーヒーと冷たいコーヒーを、それぞれの人に手に持ってもらいどうなるか、という実験を行ったことがありました。
温かいコーヒーを持った人は、冷たいコーヒーを持った人よりも、他人に対して優しい心になったという結果が出ました。
また映画を選ぶ実験をしたところ、アイスティーを飲んで体が冷えた人は恋愛映画を選ぶ傾向にあったということです。
体と心が冷たくなったので、恋愛映画を観て心を温めたくなったのでしょう。
では人に触れられたときはどうなるのでしょう。
人に触れられたとき、人の皮膚温はやはり高くなった、ということです。触れられるだけで温度が高くなったということは、心も温かくなる、ということを意味していますね。触れられることで心が温かくなり、他人との距離が近くなる。これは科学的に実証されているのです。
痛いところに手を当てる
また触れるということでは、いま、タンスの角に足の小指をぶつけてしまったとしよう。
そのときおもしろいのは、痛みが二度やってくることです。
人は、痛いときには頭を抱えたり腹を撫でたりしますね、そして緊張しているときは手をさすったり腕をもんだりして心を落ち着かせたりします。
これは、身体に自然に備わっている本能的ともいえる行動になります。
人と触れ合う時の気持ちよさは、他の手段では代用できないものなのです。
触れることは、スピリチュアル・ケアの基礎を形成する行動でもあり、脳と脳あるいは心と心との直接的な交流を意味するものである。ということで、触れるということが人の心身に与える影響につは大きいと考えられます。
まとめ
クッションやふわふわの毛布などにふれて癒しを感じる原因として、男性・女性もですが、多くが好きな「おっぱい」の感触についても同様なことが言えるそうです。
「おっぱいは“もふもふ”でなく、“むにゅむにゅ”か“ふわふわ”でしょうが、やはり多くの男性が好きなのは、やはり至福の時期だった幼児記憶のせいだと思われます」そして、幼児記憶を利用した食べ物もあるのだとも言われています。
「どろどろした食べ物が人気なのは、やはり幼
マクドナルドが、シェイクを開発した時には、あえて『吸いにくく』して、赤ちゃんが母乳を吸うときの速度を再現するようにしたという話は有名です。
「もふもふ」から「どろどろ」まで、幼児記憶によって愛着が生じているとはびっくりですね。
もしかして、なにげない日頃の行動にも、幼児記憶が関わっているかも。
もふもふのクッション、毛布などに癒される理由が少しわかりました。
触れて癒されてオキシトシンを刺激して癒された生活にくるまっていきましょう。