香りとは、私たちの五感の中でも特別なものです。
それは、記憶や感情を呼び起こす魔法のような力を秘めています。
今回は、香りの世界に深く魅了される理由について知っていきましょう。
お香の香りは、古代から現代に至るまで、心と魂を癒し、気分をリフレッシュする力を持っています。
では、お香の魅力とその使い方について、一緒に探求してみましょう。
私達の生活の中での匂い
日本人は臭いに敏感。
昔日本では貴族はお香を楽しんできました、昔は毎日のようにお風呂も入らなかったし髪も洗う習慣がなかったので体臭がありました。
お香は悪臭対策と防虫対策でもあったようです。
今のように洗濯や掃除のための家電品も洗剤もなかった時代なので、冷蔵庫もなくて食品の保存も大変だったのでしょう。
水洗トイレもないのですからかつての暮らしは今よりずっと匂いに溢れていたと思われます。
その日常生活の匂い消しの一つとしてお香が使われたという一説もあります。
同じく西洋では臭いを消すために香水が用いられています。
西洋人の方が日本人より体臭が強く勝つ、強い香りのものが好まれていました。
香水は既に直接付けることも多いですがお香はその煙を楽しんだり、着物に付けたりと間接的に味わうものです。
同じ香りと言っても付き合い方でがだいぶ香を嗅いだ感覚が違います。
行動において、香りを嗅ぐことを聞くといいますがこんな表現一つとしても日本人の香りの楽しみ方の繊細さが見えます。
そのことからも最近は嫌な匂いを出来るだけ排除して暮らすようになりました。
特に消臭剤をものすごい勢いで私たちの暮らしに入り込んできました。
ただ香りを消すだけではなくプラスして変わることも求めらられてきました。
私たちの暮らしの中で洗剤・柔軟剤・ボディソープ・シャンプー・トイレの芳香剤に至るまで消す香とプラス香りがセットされています。
そして皆さんも感じている通りこの香りのバリエーションが急激に増えています。
多くの人が自分で好きな香りを探しているということです。
自分の好きな香りを見つけて生活空間優位に着けるものを好きな香りで満たしていたいという気持ちもよく分かります。
実際たったそれだけで幸せな気分になるという経験をした人はたくさんいるはずです。
五感に直接かける匂いは人の心に直接的に作用するものです。
↑↑ 朝から夕方にかけて室内照明を消してキャンドルの明かりだけで過ごせる時間帯に ぜひ灯していただきたいです。
容器デザインや香りと共に、陶器内側に蝋燭の火が照り返す様子を ゆっくり楽しんでいただけると思います。 ・
貼り紙の選定にもこだわり、うっすらと縞柄模様が入っているのが特徴です。 シンプルではありますが、作りはしっかりしており、ギフトにもおすすめです。陶器の温かみある美しさや落ち着いた繊細な香りを現代の住空間に取り入れてもらい、 少しでも日本について考えるきっかけが生まれることにつながれば嬉しく思います。
お香の香り 歴史から
お香というと仏壇のお線香を思い浮かべると思います。
そのお香の香りも含まれますが、線香と焚くと部屋が浄化されるような感覚にもなります。
そこからも気分が安らぐのかも知れません。
では、お香とは具体的にどんなものでしょうか。
お香の歴史:日本でのお香の始まりは西暦595年、淡路島に香木(沈香)が流れ着いたことに始まります。
その木を火にくべたところ、得も言われぬいい香りが漂い、驚いた村人が朝廷に献上したのが日本で香木が認識された始まりです。
その後お香は、木の幹や樹皮、樹脂、植物の果実、根などを原料とし、宗教的儀式や虫除けや消臭、また身嗜みや遊戯として日本中に広がっていきました。現在では、天然の香料から作ったお香の他に、合成香料を混ぜて多様な香りを表現したお香があります。
香りの種類(基本的に3つのノートがあります、ノートは香りの揮発速度や持続性を表しトップノート、ミドルノート、ベースノートの3つに分類されます)香水を始め、お香やアロマテラピーのブレンドオイルも、この違うノートをバランスよく配合することで、香りの変化と持続性を調整しています。
1.トップノート・・ノートの中で、人が一番早く人が感じることのできる香りなので、第一印象を決める香りです。3つのノートの中で一番持続時間が短い香りになります。柑橘系やミントの香りなど。
2.ミドルノート・・トップノートの次に感じる香りで、トップノートとベースの中間の持続性があります。調合された香りの中核を担います。ラベンダーやローズなど。
3.ベースノート・・ノートの中で一番遅く認識できる香りです。持続性が長く、お香の伝統的な香木はこのベースノートに区分されます。
↑↑利用する場面
・お迎え香 お客様がいらっしゃる30分〜1時間前にお香を焚き残り香でお迎えする 香りは女性なら華やかなお花の香り 夏の暑い季節なら香木白檀のお香や木の香り(ひのきなど)、おすすめは千差万別。
・気分転換に、気分をかえたいときにお香に火をつけてくゆらしてください。
・お掃除後のお部屋に、さらに空間を浄化したいときにもお香を焚くこともおすすめです。
お香の魅力
お香の魅力は多岐にわたり、さまざまな側面から楽しむことができます。以下は、お香の魅力的な側面のいくつかです:
- 香りの癒しとリラクゼーション: お香はその香りによって心地よいリラクゼーションを提供します。
特定の香りはストレスを軽減し、リラックスした状態に誘導する力を持っています。
これは瞑想やヨガなどの実践にも利用され、心身の健康に寄与します。 - 記憶と感情の喚起: 香りは感覚と記憶と深く結びついています。
特定の香りは過去の思い出や感情を呼び起こすことがあり、懐かしい思い出を思い出す手助けになります。 - 文化的な価値と宗教的な儀式: お香はさまざまな文化や宗教の儀式や祭りで使用され、神聖な役割を果たします。
これは伝統的な儀式や祈りにおいて、香りを使って神聖な空間を作り出す方法として表れます。 - 美的な要素: お香のパッケージやデザインは美しいものが多く、インテリアの一部としても楽しむことができます。お香立てや香炉など、美的な要素を強調するアクセサリーも存在します。
- 自己表現と個性: お香の香りは個人の好みや個性を表現する手段として活用されます。
香りを選ぶことで、自身の個性や気分を強調したり、特定のシチュエーションに合わせたりすることができます。 - クリエイティビティとアート: お香のブレンドや調合は芸術的なプロセスとして楽しむことができます。
香りの組み合わせや調整は、独自の香りを創り出すクリエイティブなプロジェクトに発展することがあります。
これらの要因により、お香は多くの人々に愛され、さまざまな目的で利用されています。その魅力は、香りの奥深さと多様性に根ざしています。
↑↑ 【4タイプのお香に対応】コーン(三角香)タイプ、竹芯香、香料のみのスティックなどは勿論、お香立皿にキャンドルを楽しむことも可。
【2Wayのお使い方】吊り下げと直立させるデザイン、ご使用シーンに合わせ使用可。
【35cm以下のお香に対応】市販の長めのお線香も折れなくて、直接ご利用できますす。
アポテーケ、ガーネッシュ、印度系の線香も対応できます。
【灰がこぼれない・風で飛ばない】ガラスコップの設計でお香を焚くとき、瓶の中に溜まっていく煙の動きが幻想的でとても綺麗です。
【様々なシーンに活躍】自宅、旅館、仏堂、茶室、会所、図書館、瞑想室、ティーハウス、オフィス、リビングルーム、ヨガなどで、さりげなく香りがする場合に広く使われています。
お香は何がいいの
お香は、自分が心地よく感じる香りを選ぶのが一番です。
お香が初めてで選ぶのが難しい場合は、お香のタイプや使う場所も考慮すると選びやすくなります。
小さい子どもやペットがいるなら火を使わないお香。
来客前に素早く香りを部屋に広げたいならコーン型のお香など、目的によって使い分けるのがおすすめです。
季節によっても香りを変えて、お香でリラックスや元気をもらいましょう。
春の季節にはフローラル系や爽やかな白檀を、夏にはシトラスやミント系のすっきりとしたお香を、秋には沈香や白檀の香木系、フローラル系などもいいです。冬はベースノートの香木系やハーブ系の香りで、落ち込みがちな気分を落ち着かせます
火を使うお香の種類
火を使うお香と言うとお線香が一番最初に思い浮かぶのではないでしょうか。
仏事で使うお線香もお香の一種で、好きな香りであればお線香を使うのもいいです。
燃焼時間は10分~40分くらいのものがあり、さっと香りを楽しみたいのか、じっくりと香りを広げたいのかでも選択が変わります。
火を使うお香は、その形態や材料によってさまざまな種類があります。
以下は、火を使うお香の主要な種類です:
- スティックタイプお香 (インセンススティック):これはおそらく最も一般的なお香の形態です。
竹や木の棒に香りの混合物を塗って作られます。
一端を点火し、炎が消えるとお香が燃え続けて香りを放ちます。
スティックお香は多くの異なる香りで利用可能で、瞑想やリラックス時によく使用されます。 - コーンタイプお香 (インセンスコーン):これは円錐形または球状のお香で、香りの混合物が圧縮されています。
コーンお香は火を点けると燃え続け、周囲に香りを広めます。
台座や特別なホルダーに置いて使用します。 - パウダータイプお香 (インセンスパウダー):この種類のお香は粉末状の形態で、特別な容器やホルダーに入れて使用します。
通常、直接火を使って燃やすのではなく、炭や木炭などの熱源の上に置いて使用します。
パウダータイプお香は燃えずに、香りを広めます。 - 香炉を使うお香 (香炉お香):これらのお香は特別な香炉と組み合わせて使用されます。
香炉は通常、銅や陶器で作られ、中に炭を入れてお香を置きます。
火を使ってお香を点火し、香りを楽しむためのものです。 - ロールお香 (インセンスロール):ロールお香は、細長いシリンダー状の形状を持ち、火を点けると燃え続けます。
一度に長時間にわたって香りを楽しむことができます。
一般的には専用のホルダーに立てて使用します。
これらは一般的な火を使うお香の種類の一部です。各種類には異なる香り、形状、使用方法があります。お香を選ぶ際には、個人の好みや用途に合ったものを選びましょう。
いい匂いは心を整える力を持っていますから私達の響だけではなく、人生も変えるくらいの力のあるものだと思われます。
好きなにおいもあれば嫌いな匂いもあります。
本人がいい匂いと思っても他人からしたら強すぎて臭いということもあります、これはマナーの問題になりますね。
料亭やレストランに強い香水をつけてくることは料理の風味を損なうことになります。
食事時は食事の楽しみを奪うことにもなります。
また少し前に強い匂いの柔軟剤を使っている人に対して悪臭で迷惑だと訴えたということが話題にもなりました。
一言でいい匂いと言っても簡単に片付けられないのが難しいところです。
それは私たち一人一人の対象が違うように臭いの感じが一人一人違うからです。
↑↑ 現代の暮らしに寄り添うお香(ティートゥリー / イランイラン / ゼラニウム / セージ / 白檀 / 椿 / ラベンダー / ひのき / ガーデニア / カサブランカ)
日本一のお香の産地と現代を繋ぐ兵庫県のデザインユニットが 現代の暮らしに合わせた使いやすい長さや量、近くに置いておきたいパッケージにリデザインし生まれた新しいカタチのお香です。
古くから変わらない製法で作られた6つの香りをセレクト。贅沢な香りで空気を彩る、癒し時間をお楽しみください。
香りの世界に深く魅了される理由
香りの世界に深く魅了される理由は多岐にわたります。以下に、その主な理由をいくつか挙げてみましょう:
- 感覚と記憶の結びつき: 香りは私たちの感覚と記憶と深く結びついています。
特定の香りは過去の経験や出来事と関連付けられ、それを嗅ぐことで思い出がよみがえることがあります。
香りは過去への扉を開く鍵とも言えるのです。 - リラクゼーションと癒し: 香りはリラクゼーションや癒しの手段として広く利用されます。
特定の香りはストレスを軽減し、リラックスした状態に誘導する助けになります。
アロマセラピーはその一例で、精油を用いて香りを楽しむ方法です。 - 文化と宗教的な役割: 香りはさまざまな文化や宗教の儀式や祭りで重要な役割を果たしています。
例えば、お香は仏教やヒンドゥー教の儀式で使われ、神聖な場面で香りを焚くことが一般的です。 - 感性と創造性: 香りは感性を刺激し、創造性を駆り立てることがあります。
芸術家や作家は香りをインスピレーションの源として活用し、新しいアイデアを生み出すことがあります。 - 自己表現と個性: 香りは個人の自己表現や個性を示す手段としても利用されます。
香水や香りのキャンドルなどは、自分らしい香りを選ぶことで、他人に印象を与えたり、自身の気分を表現したりするのに役立ちます。 - 自然とのつながり: 香りは自然とのつながりを感じる手段としても重要です。
植物から抽出された香りは、自然の一部であることを思い出させ、自然環境との調和を取るのに役立ちます。
これらの理由から、香りの世界は私たちに深い魅力を持っており、日常生活や精神的な健康に重要な役割を果たしています。
香りを通じて感じることや経験することは、豊かな人生の一部と言えるでしょう。
自分だけの香り
好きな匂いに出会えたら幸せな気持ちになることは間違いありません。
しかし全ての人にとってこの匂いは必ずいい匂いと言えないところが臭いの難しさでもあります。
素直に難しさがわかっているからこそ、最近のいい匂い、グッズは多種多様になってきているのではないでしょうか。
その人だけの香りは自分の手で選び創りだす、その人の好みのいい匂いのミストが出来上がった時に何とも言えない表情になります。
これはいい匂いと言って表情が緩み笑顔になるその瞬間はその人にとってもちろんの事。
一人を笑顔にする香りは本人は幸せにするだけではなくその笑顔によって周りも幸せにします。
いい香りというのは香りそのものにも力があると思いますが、それだけではなく代わりによって生まれる笑顔の力こそが大切ではないかと思う瞬間です。
いい匂いと言ってしかめ面をする人を見たことありませんよね、いい香りは人を幸せにしてくれるので香りと楽しく取り入れた日々を送ってみましょう。
↑↑ 古来中国から伝わる漢方薬と龍涎香を調合した希少なお香です。
全て天然植物香料で作られています。
古代から龍涎香は貴重な漢方薬であり、効能は病気の治癒や体を健康にする効果があると云われています。
血液の循環を活性化し、胸や腹痛などの痛みを和らげるといわれており、気力を高めることもできると云われています。
体内の浄化はもちろんですが、家屋全体の浄化、パワーストーンアクセサリーなどの浄化にもおススメです!
龍涎香とは マッコウクジラから排出される結石です。
商業捕鯨が行われる以前は偶然にしか入手ができなかったため非常に貴重な天然香料です。
商業捕鯨が行われている間は鯨の解体時に入手することができ、高価ではありましたが商業的な供給がありましたが、
現在は商業捕鯨開始以前と同様に偶然によってしか入手できなくなっている為、大変貴重な天然香料です。